室内犬の熱中症の症状は?対策や処置は?エアコンで予防?
2015/05/08
ワンちゃんの嫌いな夏がやってきました!
熱中症は早く気付いてあげないと後遺症が残ったり、命にかかわる場合もあるので、こちらで症状を確認して、早めの処置をしてあげて下さいね。
室内犬が熱中症にかかった時の症状は?
◇急に体温が上がってしまい、よだれを大量に垂らしてハァハァと息苦しそうになります。
◇体温が上がり脈も早くなって、嘔吐や下痢・目や口の粘膜が充血します。
◇熱中症が進行してしまうと・・・
虚脱や失神、筋肉の震えがみられたり、意識が混濁し、呼びかけにもあまり反応しなくなったりします。
さらには、完全に意識がなくなったり、全身性のけいれん発作を起こすこともあります。
◇症状がかなり進行すると・・・
吐血や下血(血便)、血尿の症状が見られたり、酸素をうまく取り込めずチアノーゼ(舌が紫色)が見られたり、最悪の場合はショック症状を起こし、命に関わることもあります。
室内犬が熱中症?対策は?
ワンちゃんの様子がおかしいなと思ったら・・・
早めに気付いて早めに処置してあげたいですよね。
◇ワンちゃんの体温が高いかな?(体もですが、耳が熱くなります)ハァハァ言っている?と感じたら、室温を下げ水分を飲みたいだけ飲ませてあげて下さい。
◇首や脇・肢の付け根を保冷剤などで冷やし、呼吸が落ち着いてきて、耳も普段と変わらなくなるまで様子をみてあげましょう。
◇熱中症が進んでしまっている場合は、とにかく水をかけるなどして体を冷やしてあげてください。初期症状から応急処置するまでの時間が長くなるほど後遺症が残ってしまう事があるので、症状が落ち着いたら必ず病院で診てもらって下さいね。
☆ワンちゃんは比較的、寒さには対応できるのですが暑さには弱く、熱中症になってしまう危険性が高いです。
☆特に1歳までの仔犬や老犬、肥満気味のワンちゃんは皮下脂肪が断熱材となり、体内に熱がこもりやすく、心臓にも負担が掛かってしまいます。
☆ワンちゃんは汗腺が足の裏だけなので、呼吸で体温調節するしかないのですが、首まわりに脂肪が付いている為、気管を圧迫してしまい呼吸し難くなって、体温調節が難しくなるため、熱中症になりやすい傾向があります。
☆心臓疾患を持っているワンちゃんや、気管虚脱という気管の病気を持っているワンちゃんの場合、循環機能や呼吸機能が上手くできなくて、体温調節が難しく、熱中症に掛かりやすい傾向があります。
室内犬の熱中症はエアコンで予防しましょう
短時間のお留守番は風通しを良くして、扇風機や冷却マットなどを活用すると良いかもしれませんが、長時間のお留守番はエアコンで、快適な温度を保ってあげましょう。
ワンちゃんは室温25℃前後、湿度50%前後が快適に過ごせる環境だそうです。除湿や27℃くらいで設定し、カーテンで日差しが入らないように遮ってあげましょう。
留守中に何かあっても応急処置もしてあげれません。心配しながら外出するより安心ですよね^^
≪熱中症の原因≫
・閉め切った室内でお留守番
特に気密性の高いマンションなどでは、想像以上に室温が上がります。直射日光が室内や、ケージの中に入っていても、ワンちゃんが涼しい場所に移動できない状態でのお留守番はさらに危険です。また、エアコンをつけていても、日の当たる場所のケージでお留守番させて、エアコンの効きが弱い場合熱中症になる危険があります。
・日中蒸し暑い日に車内での留守番
エアコンなしで停車した車内は、熱がこもり温度が急上昇します。たった数分で熱中症になってしまうことがあります。また、窓を少し開けた場合でも、換気が十分ではない上、不安でワンちゃんが興奮すれば、体温が急上昇してしまうことがあります。
・日中蒸し暑い日に屋外で過ごす
炎天下に海などで遊ばせたり、直射日光のあたる公園などで長時間いる場合も、熱中症の原因となります。
お散歩も時間帯によって(午前10時~午後3時ぐらい)気温が上がりアスファルトの上は50℃近くになります。地面の照り返しも受けやすく熱中症になることがあります。また、高温になっているアスファルトやマンホールの上を歩くと、肉球をヤケドしてしまう危険性もあります。
まとめ
大切なワンちゃんが熱中症にならないように少しでもご参考になれば幸いです。
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